反論武士道
数学者の藤原正彦さんが武士道は日本の根幹的な精神であり、これを育て守らなければならないと言っておられるみたいです。明治に新渡戸稲造博士が英文でこの武士道を紹介されています。しかしこの精神はそんなに大切なものなのだろうかと私は疑問に思います
。
武士というのは江戸時代の特権階級で、封建制の統治者でした。しかし武士は当時の人口の5パーセント位であとは農民が圧倒的に多かった。女性は男性と比べて卑下されてもいました。少数の学問を受けた武士が他を統治するシステムが武士道であり、一般の民衆は搾取されていて民主的な社会ではありませんでした。統治者として自らの行いに卑怯なことや、正義、忠義などがないかどうかを規範する雰囲気を武士は持っていたと考えられます。また日本の古典文学や漢学を教養として有し、ある意味で知的階級でありました。しかしそれはあくまでも身分が世襲的であり、国を治めるためのものでした。米本位性の財政破綻や軍事力としての機能低下等により武士は消えていきます。一部の特権階級の国を治めるシステムとしては優れていたかもしれないが、繰り返しますが、現在の時代には必ずしも必要だとは思えない。確かに国会議員や政府職員などに高い公の精神というものは必要です。ただし主権はあくまでも国民にあり、公務員は公僕であらねばなりません。一般国民が政治的な公というものに高い関心を常に有し国家の行く先をみんなで決めてゆくシステムを絶えず模索していかなければなりません。![]()
世襲制や身分制、また男尊女卑や国際感覚の無さなど、国防についての不見識など、色々な面で非合理的でありこのような武士道は廃棄しなければならないと思います。![]()
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